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葛城圭吾

藤ヶ谷太輔

警視庁捜査一課・刑事。性格は生真面目。仕事第一で何事にもストイックな男。
兄・勇吾の自殺から1年後、陣内殺害事件の捜査にあたっていたところ、新たに発生した21年前の兄・勇吾誘拐事件を模倣した誘拐事件の犯人から交渉役に指名される。

葛城勇吾

藤ヶ谷 太輔

21年前の誘拐事件の被害者。圭吾の双子の兄。
自分を誘拐した犯人への復讐を終え、すべての罪を一人で背負い自殺したと思われていた…。

久能源一郎

石黒賢

警視庁・捜査一課長。20年前に起きた勇吾誘拐事件では捜査を主導した。
未解決のままの事件に心に重荷を背負っている。キャリア組の捜査一課とノンキャリアの所轄で立場は違うが、皆川とは同じ傷を持つ同志のような関係。

久能詩織

武田梨奈

捜査一課長・久能源一郎の娘。父に憧れ、背中を追うように警察官になった。
正義感が強く、現在は所轄の緑坂署勤務で、刑事として教育係である皆川とコンビを組んでいる。
20年前の事件で父が心を砕いている事にも気付いており、未解決のまま時効を迎えた事を悔しく思っている。

葛城春江

中村久美

圭吾、勇吾の母。
病に侵され、現在入院中。医師からは余命宣告を受けている。誘拐事件から20年経った今でも勇吾の無事を信じ、再会を待ち望んでいる。

尾見門丞

温水洋一

葛城家の顧問弁護士。財産管理を任されている。
顧問弁護士の立場を守りたい小物なところもあるが、葛城家の人間を大事に思っており、仕事に忙しい圭吾の代わりに、病に倒れた春江を支えている。
圭吾にとっても信頼のおける協力者。おっちょこちょいだが、仕事は出来る。

赤城克彦

渡辺大

警視庁捜査一課刑事。同僚の圭吾を敵視していたが、一連の事件後、同じ志を持つ警察官として信頼を置いている。監察官出身で警察という職業に誇りを持っている固い官僚タイプの人間。指揮官として尚史の息子の誘拐事件の捜査にあたる。

皆川耕作

高橋克典

緑坂署の刑事。警部補。圭吾・勇吾の実の父親。誘拐事件以来20年間、勇吾を救えるのは犯人への復讐だけだと信じ、幼少期から協力していた。すべてを知った圭吾とは疎遠になり…。一方、ひそかにある事件を追っている。

野宮清美

村上知子(森三中)

都内の一軒家レストランの店長。里美の上司。
穏やかで朗らかな性格。里美と圭吾が付き合っていることも知っていて、いずれ結婚するものと信じて疑わない。自身も既婚。夫婦仲はすこぶる良い。

吉崎英里

倉科カナ

勇吾の元恋人で元協力者。実の親を知らず勇吾だけを信じて生きていたため、未だ勇吾の自殺を受け入れられずにいる。1年ぶりに再会した圭吾から実の母親の情報を知らされ、会いにいくか迷っている。

皆川さつき

櫻井淳子

皆川の妻。刑事の妻として皆川を支えている。
皆川との間に子はなく、たまに遊びに来る圭吾のことを我が子同様に慈しんでいる。
事件のことなど夫には何も聞かない。皆川にとってはさつきのいる我が家が、唯一心が安らげる場所でもある。

葛城栄一

佐戸井けん太

圭吾、勇吾の育ての父。1年前に私的懸賞金1億円で勇吾誘拐事件の情報提供を呼びかけた直後、車を運転中に不慮の事故で死亡。生前は小早川尚太郎の後援会会長を務めていた。勇吾誘拐事件をきっかけに皆川が双子の実の父親だと知り、心から信頼している。

小早川尚太郎

古谷一行

総民党・衆議院議員。文部科学省、国土交通省の大臣を歴任し、次期総裁と目される。そのため、殺害の脅迫状が届いており専任警護を探している。そんな中、孫・尚人が誘拐される事件が発生。捜査にあたった圭吾を信頼する。忘れることができないある過去を持つ。

小早川尚史

中村俊介

総民党・衆議院議員。尚太郎の息子。議員になる前は父親の秘書を務めていた。常に小早川家の安泰を第一に考え、行動する。息子・尚人の誘拐事件後、専属警護を申し出た圭吾を不審に思っている。

桜庭鉄之介

平山祐介

元暴力団幹部。リスクマネジメント会社代表取締役。得体の知れない謎の男。

新見広樹

福田悠太

緑坂署の刑事。巡査部長。皆川の相棒として陣内殺害事件の捜査にあたっている。

遊馬琴乃

宮崎美子

遊馬旅館の女将。英里の実の母親・遊馬綾乃の姉。初めて会った姪の英里を優しく受け入れる。

陣内玄

飯尾和樹(ずん)

元経営コンサルタント。国土交通省幹部への飲食接待を繰り返し、大手ゼネコンから賄賂を仲介していたとして逮捕。釈放後、何者かに殺害される。