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高橋悠也氏による完全オリジナル脚本を
「月刊!スピリッツ」(小学館)にて先行コミカライズ開始!

東海テレビ×WOWOW共同製作ドラマの新たなチャレンジとして、「月刊!スピリッツ」(小学館)にて先行コミカライズの連載を開始!
現在発売中の2019年1月号にて第一話掲載中。12月27日(木)発売の2月号にて、コミカライズの第二話が掲載される!
コミカライズを担当するのは、新進女性漫画家の寺山マル氏。
脚本については、気鋭の脚本家・高橋悠也氏が手掛ける。

Comment

脚本家・高橋悠也
ミラー・ツインズは双子の物語です。しかし双子というコンセプトにとどまらず、各登場人物の内面にある『鏡に映るもう一人の彼ら』を探求する物語でもあります。様々な登場人物に二面性があるので、その分だけ登場人物が二倍に増えているような感覚に陥りました。それが苦労でもあり刺激でもあったように思います。
刻一刻と変わっていく状況の中で、時に正反対の顔を見せる者たちの物語を楽しんで頂けたら幸いです。
また放送に先駆けて『月刊!スピリッツ』でコミカライズ版が連載されています。作り上げた一つの物語をドラマとコミカライズそれぞれの作法に合わせて進行していくというのは新鮮かつ貴重な試みでした。ある意味、両作品は一つの物語を鏡に映した『ミラー・ツインズ』というわけです。似ているようだけどよく見ると違う、そんな双子を産んだ気分です。ぜひドラマとコミカライズ両方合わせてお楽しみ下さい。

【高橋悠也】
「劇団UNIBIRD」を主宰し、アニメやテレビドラマなどの脚本も手掛ける。17年には『仮面ライダーエグゼイド』でメインライターを務め、その展開の妙に子供や特撮ファンのみならず、多くの一般視聴者から反響を得た。最新作は、映画「曇天に笑う」。オトナの土ドラ第一弾「火の粉」でも脚本を担当。展開豊かなミステリー作品を得意とする。

コミカライズ・寺山マル
昔から条件反射で返事をしてしまう癖があり、そのお蔭でうまくいくこともあれば、失敗してあとで後悔することもあり…。大抵うまくいったことは忘れるのに、失敗したことはなかなか忘れられません。今回、担当編集者から「こういう企画があるのですが」とテンション高めに持ち掛けられて、私もテンション高めに「やります!」と返事をしたのですが、電話を切ってから、あまりにも大きなお話で、自分の力じゃ到底及ばないんじゃないかと戦慄したのを覚えています。
「高橋さんの原作があるとはいえ、サスペンスって私に描けるのかしら。映画やドラマを見ても、だいたい犯人外すんだけどな…」と自問自答しつつ、そもそもこの企画自体が本当にあるのかと、脚本を読ませて頂くまで、あまり実感が湧かずにおりました。しかし、いざ脚本を読んでみると、私の不安とは無関係に主人公の圭吾や、彼を取り巻く人たちに魅力を感じ、物語の展開に引き込まれていきました。読み終わる頃には圭吾も勇吾も里美も、あの人もこの人も描いてみたい!という気持ちでいっぱいになりました。作画に入ってからは、原作からどんどんイメージを膨らませて、読んでいる途中に思い描いたシーンを絵にしてみたりと…勝手気ままに贅沢に、『ミラー・ツインズ』の世界を描かせて頂いております。
最後に、一足先にコミカライズ版を読んで下さる方々へ。「あの時、こうしていれば」と悔やみ続ける圭吾が、もう戻れない過去とどう向き合って、どんな選択をして、今を歩いていくのか…近づいてみたり、遠くから見たりして、『ミラー・ツインズ』の世界を楽しんで下さると幸いです。

【寺山マル】
2015年デビューの新進女性漫画家。
女性ならではの繊細なタッチで圭吾と勇吾、二人の双子サスペンスの世界を上品に彩る。